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こむら返り(ブログ更新)

こんにちは、皆さん暑い夏がやってきました。

本格的に冷房を使用するようになり、夜中の寒暖差を感じやすいこの時期、夜中に突然の痛みに襲われる「こむら返り」を経験される方も多いかと思います。

この不快な現象について、原因や予防策をちょっと見ていきましょう。

○ こむら返りとは? こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が突然痙攣(けいれん)し、強い痛みを伴う現象です。

特に寝ている時や運動中に発生しやすく、一度起こるとしばらく痛みが続くこともあります。医学的には「筋痙攣」とも呼ばれています。

○ こむら返りの主な原因 こむら返りの原因はさまざまですが、以下が主なものです。

1. 脱水症状:体内の水分が不足すると、筋肉の収縮と弛緩がうまくいかなくなり、痙攣を引き起こします。

2. 電解質バランスの乱れ:特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの不足は筋肉の正常な機能を妨げます。

3. 運動不足または過度の運動:運動不足で筋肉が弱くなると痙攣しやすくなり、逆に過度の運動でも筋肉疲労から痙攣が起こります。

4. 血行不良:長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、筋肉が痙攣しやすくなります。

5. 寒さ:寒い環境では筋肉が緊張しやすくなり、こむら返りを引き起こすことがあります。

○ こむら返りの予防策 こむら返りを予防するための方法はいくつかあります。

1. 適切な水分補給:日常的に水分をしっかり摂ることが大切です。運動中や暑い日には特に注意が必要です。

2. バランスの取れた食事:ミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂りましょう。バナナやナッツ、葉物野菜はおすすめです。

3. 定期的なストレッチ:ふくらはぎを中心に全身のストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことが重要です。

4. 適度な運動:日常的に適度な運動を行い、筋肉の強化と血行促進を図りましょう。

5. 暖かく保つ:寒い季節にはふくらはぎを冷やさないよう、靴下やレッグウォーマーを活用しましょう。

○ こむら返りが起こった時の対処法 もし、こむら返りが起こってしまったら、次の対処法を試してみてください。

1. ストレッチ:痛みが出たら、ふくらはぎの筋肉をゆっくりと伸ばします。つま先を手で引っ張るか、壁に押し付けるようにしてみましょう。

2. マッサージ:痛みのある部分を優しくマッサージして血流を促進します。

3. 温める:温かいタオルや温水でふくらはぎを温めることで、筋肉の緊張を和らげます。

こむら返りは多くの人が経験する不快な症状ですが、日常のケアで予防することが可能です。十分な水分補給、バランスの取れた食事、定期的な運動とストレッチを心掛けて、こむら返りを防ぎましょう。そして、もし起こってしまった場合でも、慌てずに適切な対処法で痛みを軽減してみましょう。 皆さんの健康な毎日を応援しています!

 

写真は可愛く寝ている猫です!!

理学療法士 池田 裕