相模原市南区の整形外科 あおき整形外科

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リウマチ科

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リウマチとはどんな病気?

日本整形外科学会認定 リウマチ医が対応いたします。
関節リウマチの初期には次のような症状があります。
1. 朝、起きた時に手足がこわばる
2. 手足がチクチクと痛んだり、しびれたりする
3. 左右複数の関節が痛む
4. 全身の疲労感、微熱、食欲不振がつづく

当院では、治療ガイドラインに沿った内服薬による治療から治療改善に有効な生物学的製剤まで行っております。

リウマチは何が原因ですか?

関節リウマチは、ある遺伝的要素をもつ人(関節リウマチになりやすい体質の人)が何らかの原因で免疫異常を引き起こして発病するのではないかと考えられています。細菌やウイルスなどの外敵から自分の身体を守る“免疫”のシステムにおいて、自分の身体の一部が自分を攻撃してしまう状態、すなわち“自己免疫”が関係しているようですが、詳しいことはまだ解明されていません。自己免疫が起きる原因にはいろいろな説があり、そのひとつとして、細菌やウイルスなどの感染が関わっているのではないかともいわれています。また、関節リウマチになりやすい体質の人が過労やストレス、出産などがきっかけになって発病することも少なくないようです。女性に多いことから女性ホルモンが関与しているともいわれています。いずれにせよ、関節リウマチになる原因はひとつだけではなく、複数の要因が複雑に重なり合って発病に至ります。

関節リウマチは症状が進むとどうなりますか?

関節リウマチの特徴は関節炎ですが、これは関節の滑膜(かつまく)という部分に起きる炎症(赤い部分)です。滑膜の炎症が慢性化すると同時に滑膜が増殖し、まわりの軟骨や骨を少しずつ破壊していきます。通常、早ければ発症から2年ほどで約60%の患者様にこのような関節症状びらんの進行がみられます。さらに破壊が進むと、手の指や足の指の関節に関節リウマチ特有の変形が起こり、次第に関節が動かしにくくなり、日常生活にも支障があらわれます。しかし、最近では診断技術や治療の進歩により、進行例は少なくなりました。

関節リウマチは治るのでしょうか?

関節リウマチは患者様によって症状のあらわれ方や進み方に違いがみられます。症状が改善することを「寛解(かんかい)」といいますが、2年前後で症状が消え、ほとんど治ったような状態になる「①単周期型」やよくなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に寛解していく「②多周期寛解型」、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ悪化する「③多周期増悪型」、また、急速に症状が悪化する「④進行型」もわずかにみられます。しかし、診断と治療法の進歩により、以前と比べると患者様の経過はよくなり、進行例は少なくなっています。

関節リウマチはどのような検査が行われるのですか?

検査の項目は、尿検査・血液検査・関節検査・X線検査などを定期的に行います。これらの検査の目的はリウマチと判断するときや症状の経過をみたり、治療しているお薬の働きと副作用をチェックするためにも大切です。

血液検査は特に重要で、赤沈(血沈・ESR)、CRP、リウマチ因子(RF)などは、リウマチではこれらの値が高くなる場合が多く、病状とよく関係しているため、診断時や経過の確認に用いられます。また、最近では抗CCP抗体も診断時の検査として活用されています。その他、血液検査では白血球数、赤血球数、血小板数などの血球検査や免疫グロブリンなどの免疫学的検査を行う場合もあります。X線検査は、関節の異常をみるための関節の写真はもとより、合併症やお薬の副作用をチェックするための肺の写真も定期的に撮影します。

関節リウマチはどのような薬を飲むのですか?

リウマチの治療は、お薬による治療が中心です。現在は、関節の破壊が進むことを防止するため、早い時期から働きが期待できる抗リウマチ剤を使用することが推奨されています。病状の改善が得られたら、順次弱いお薬に替えていく治療法がとられるようになってきています。

リウマチのお薬には、痛みや腫れなどを抑える抗炎症剤(非ステロイド性抗炎症剤、ステロイド剤)、免疫の異常を調節あるいは抑制する抗リウマチ剤(免疫調節剤、免疫抑制剤)などがあります。治療ガイドラインで使用が勧められている抗リウマチ剤は、ブシラミン、サラゾスルファピリジン、メトトレキサートなどです。最近では生物学的製剤と呼ばれる新しいお薬も登場しています。どのお薬も副作用が出る場合があるため、気になる症状が出たら医師に伝えてください。

免疫調節剤

抗リウマチ剤は免疫調節剤と免疫抑制剤の2つに分けられます。抗リウマチ剤は免疫の異常を調節して炎症や関節の破壊を抑えるお薬です。免疫調節剤は正常な免疫には影響せずに異常な免疫を抑えるお薬です。服用してから働きが出るまでに2~3カ月かかります。副作用として、湿疹、肝障害や腎障害などがあります。

免疫抑制剤

免疫抑制剤は、免疫調節剤とは異なり、すべての免疫のはたらきを抑えるお薬です。免疫調節剤より働きが強いですが副作用も強くなります。主な副作用は胃腸障害、口内炎、肝機能障害などです。また、頻度は少ないですが、間質性肺炎、骨髄抑制などの重い副作用が起こる場合がありますので、定期的に受診して検査を受けましょう。

非ステロイド系
抗炎症剤(NSAID)

病気の進行や関節の破壊を抑えることはできませんが、服用後に速やかに関節の痛みをとることが期待できます。炎症を抑える働きは、服用後1~2週間で得られます。非ステロイド系抗炎症剤には、胃腸障害、腎臓のはたらきを低下させる、などの副作用があります。

ステロイド剤

ステロイド剤は、非ステロイド系抗炎症剤よりも痛みを抑える働きが強く、炎症を速やかに抑えます。ステロイド剤を使用してもリウマチそのものを治すことはできません。ステロイド剤は、発疹、顔が丸くなるムーンフェイスやむくみなどの副作用があります。
長期間使用すると胃潰瘍、骨粗しょう症、糖尿病などの重い副作用を生じることがあります。ステロイド剤は働きが顕著ですが副作用が多いお薬ですので、医師の指示通りに服用することが大切です。

生物学的製剤

最近では、遺伝子工学と呼ばれる新しい技術により開発された生物学的製剤が使用されることがあります。生物学的製剤は、炎症を悪化させるサイトカインと呼ばれる物質の作用を抑えます。従来のリウマチのお薬に比べて炎症を抑える作用が強く、骨破壊の進行も止めるといわれています。抗リウマチ剤が無効、あるいは働きが不十分なときに使用されます。結核などの感染症が起こる場合がありますので注意が必要です。